作業シーン詳細

スズキ ジムニーJA11のエアコン修理

スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
SUZUKI ジムニーJA11のエアコンが、効かなくなりました。こういうトラブルはいつも突然です。よくよく観察をすると、エアコンのコンプレッサーが回っていない。(クラッチが入っていない状態)
クラッチが入らない条件を、聞いてみたところ、以下の項目がありました。
★ エアコンのガスが不足している。
★ リレーが壊れている。
★ プレッシャースイッチの破損(ガスが足りない場合も動作しないようです。)
★ エアコンアンプが破損している。
★ リミットスイッチの破損(ジムニーに限ったことではないかも知れませんが、
   外気ー室内循環のレバーを室内循環側にしないとスイッチが入らないらしい。

以上のような原因を知り合いの方から聞き、修理に入りました。

クラッチが入って、コンプレッサーが回らないことにはエアコンガスの圧も測定できないので強制的にクラッチを入るように配線をつくり回しました。 ↓
スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
コンプレッサーの後ろのほうから1本出ている線がクラッチの電源です。 ↓
スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
コネクターを外し、作った線をつなぎます。(当然エアコンのSWを入れてこの線に通電しているか確認しました) ↓
スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
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エアコンガスの不足はマニホールドゲージで確認しました。少々少なかったようなので、たして規定圧力になるようにしました。(低圧側が 2kg/cm2、高圧側が 15kg/cm2 ,測定時の条件はいろいろあるようですが、マニュアルなどをご参照ください。)
ガスが入ったので配線を元に戻しエアコンスイッチを入れましたが・・・・・・回りません。
エアコンアンプも他の車の物と入れ替えてみましたが、同じ状態です。
次にエアーの室内循環のリミットSWを疑いました。
これを外すのに一苦労!分かってしまえば簡単なのですが?
結果的にこのパネルを外す必要はなかったのですが、外す手順です。 ↓
スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
丸印のメクラ蓋をはずしボルトを回す。 ↓
スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
写真のように小さなドライバーなどでこじって、蓋を外します。
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下側のビスも左右1箇所ずつ外す。 ↓
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まだまだ、見えないところにも隠れビスがありました。↓ このパネルの裏側に2本あります。写真のようにドライバーのようなものでパネルを手前に引き出します。
スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
奥に赤い線で半田付けされたSWが見えますが、SWをテスターで確認したところ壊れていましたので、配線で直結しました。 ↓SWは小さいビス2本で止まっていますので、SWを外し、手前に出してから半田付けしてください。
スズキ ジムニーJA11のエアコン修理
エンジンを始動しエアコンのスイッチを入れたところ、コンプレッサーのクラッチも入り、エアコンも効きました。軽自動車にしては、まあまあ冷えます。後は、パネル関係を元に戻して出来上がり。
作業ついでに、エバポレーターの掃除をお勧めいたします。したの写真の黒いボックスの中に有ります。埃などがこびりついていると、効きが悪くなりますので見たことがない人は要注意です。
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